2015年10月


「棒バランス」

先週の日曜は、雲一つない爽やかな秋空の下、約2ヶ月ぶりのゴルフでした。一時期あれほどのめり込んで、一年間のラウンド回数が30回近くだったものが、今年はこれでやっとの10回目。周りにはゴルフ熱も冷めたのかな? と言われています。

 

確かに、ラウンド回数もさることながら、クラブの重さと長さの重量フローやシャフトの調子にこだわり過ぎたり、あれやこれやと練習器具にも手を出し過ぎた、多少のやり切った感はありますが、いつかはゴルフの上手い友人達とハンデなしのスクラッチプレーを!の夢は捨てきれず、上達のための次なるこだわりを探して未だに彷徨っているというのが本当のところです。

 

 

ということで最近、ラグビー日本代表の選手が口々にしていた「ハードワーク」という言葉に刺激されて、一月前あたりから体幹トレーニングを始めました。

 

写真左は日本代表のフロントロー(スクラムの最前列)の山下選手のその練習風景です。背中の上のウェイトはなんと100㎏!

 

 

さすがに一般の競技のではこのようなウェイトは必要ではなく、ウェイトなしの自重(自分の体重)のみで充分な効果が得られるようですが、日本代表の数あるマシーン・トレーニングの中で、このような地味な体幹トレーニングが重要視されているということは、それなりに意義があるということなのでしょう。

 

 

そして写真右は、女子プロゴルフで現在賞金ランキングトップのイ・ボミ選手を猛追しているテレサ・ルー選手の体幹トレーニング風景です。

 

ゴルフ界でも安定したスイングの軸作りに欠かせないものとなりつつあるようです。

 

 

 

 

 

 

 

ということで、左のイラストは誰でも一度はやったことのある棒バランスです。棒は剛性のあるほうがぶれにくく、手元の動きも少なくて済みます。効率の良い安定性を保つためには、手元(足腰)をしっかりさせることも重要ですが、それ以上に、棒(体幹)の剛性を強化することも重要であることがお分かり頂けるのではないでしょうか。

 

さてしばらくは、このこだわりでゴルフに邁進していきたいと思います。(^○^)/

 

 

 

 

 

 

 

「アイスバス」

10月に入ってから好天が続いています。依然として桜島は物静かで、雨らしい雨もほとんど降らないので、例年になくキンモクセイの花の香りが長続きしている鹿児島市内です。



さて、ラグビー日本代表の過熱報道もなかなか冷めやらぬ昨今ですが、日本代表が今年の8月に宮崎で合宿を行った時の一場面、写真の五郎丸選手が嫌そ〜な顔をして入っているのは「アイスバス」です。訳して「氷水風呂」。

 

以前このブログでもご紹介したことのある、ビニール袋に入った氷水を使った「生理的局所冷却法」の大型版と言っていいかもしれません。

 

 

目的は練習や試合などで酷使した筋肉や関節などの疲労回復の促進。今回の様々な報道で自分も初めて知ったこの「アイスバス」、調べてみると日本代表に限らず大学や高校のラグビー部でもかなり以前から使われているらしく、今やラグビー界のクールダウンの常識となっているようでした。

 

 

さてさて、いったい氷水で冷やすとどうなるのか? 体が冷えると血行循環が悪くなり、運動などで体が暖まると血行が改善されるというような考え方だけに縛られてしまうと、なかなか受け入れにくい体の仕組みなのですが、実はこの氷が溶け出す温度で生体を冷却すると、一旦は循環不全の方向に向かうものの、一定時間が過ぎると血流量は平常値まで回復し、そしてそれ以降は一定の値まで増加するという経過をたどります。

 

つまり、筋肉や関節内の痛みの原因となる発痛物質や老廃物と呼ばれる代謝産物の速やかな排出が、この血流量の増加によって起こりやすくなり、いわゆる疲労回復の促進に繋がるということなのです。

 

 

冷やす時間は約15〜20分。実際足首の捻挫などの時にやってみると分かると思いますが、冷却後は劇的に回復します。

 

ただ、冷やしている間の感覚としては「冷たい」ではなくて、「ものすごく痛い」しかないので、試合中でも滅多に見られない五郎丸選手の苦痛に歪んだあの顔は本物です。

 

写真右は、南アフリカ戦の翌日の午前の日本代表の一風景。宿舎前の海で前日の勝ちに浮かれての水遊びと思いきや、どう考えてもこの時期のしかもイギリスでの海水浴はあまりにも不自然… どうやらこれも、試合後のリカバリー(クールダウン)の一環らしいです。(・・;)

 

 

 

 

 

 

ラグビーワールドカップ2015 その2

 小さめのスタジアムでしたが、芝生が見事でした。
 小さめのスタジアムでしたが、芝生が見事でした。

日本時間10月12日(月)の明け方前、ラグビー日本代表の有終を見届けようと、眠い目をこすりながらテレビの前に陣取られた方も多かったのではないでしょうか。

 

試合開始時刻は現地時間で夜の8時、気温は11℃。場所は対スコットランド戦での記憶に新しいグロスターのキングスホルム・スタジアム。

 夜露でややボールが滑りやすい状況ではありましたが、多くのラグビーファンが見守る中、南アフリカ戦を消化試合として主力を温存し、全敗阻止をかけて日本戦に照準を合わせてきたアメリカ代表との一騎打ちは、お互いのプライドをかけた見応えのあるナイスゲームとなりました。

 

出来過ぎのサモア戦の後だっただけに、もしかするとスコットランド戦の二の舞になりはしないかと心配していましたが、対戦相手がしびれをきらして思わず反則を犯してしまうほどの、日本代表の継続的でスキのない正攻法の試合運びはここでも健在で、28対18の点差以上に安心して観戦できた試合内容だったと思います。

 

 

 

   稲垣啓太選手。愛称は「ガッキー」
   稲垣啓太選手。愛称は「ガッキー」

さて、この試合だけでなく、今回のワールドカップ全試合を通して日本代表が見せた安定感のあるプレイの一つとして、長年日本代表の弱点とされてきたスクラムワークの改善と向上を抜きにしては語れません。

 その立役者の一人、初戦の南アフリカ戦こそ先発をはずれたものの後半17分過ぎから交替出場し、あの奇跡の逆転トライに繋げる試合終了間際のあのスクラムを組み、その後のスコットランド戦を含めた残り3試合全て先発出場を果たした左プロップ(スクラム最前列の左側)の稲垣啓太選手の名前を是非とも憶えて頂きたい。

 

 体格体力もさることながら、試合経験に培われた年季と熟練の技が必要とされるフロントロー(スクラムの最前列の3人)の日本代表としては最年少の25歳。しかもその中で試合の流れを左右するとも言われる先発のファーストスクラムをこの若さで任されるところ… この人ただ者ではありません。4年後の日本代表をさらにパワーアップさせる主力になること間違いはないでしょう。楽しみです。ヽ(*^^*)ノ


 

 

さて今週末からは、いよいよ決勝ラウンド。

まだまだワールドカップは終りません。


4年後に、この決勝ラウンドに日本代表が残ることを夢見て、ラグビーファンの一人として日々精進していきたいと思います。


ラグビー日本代表、本当にお疲れさまでした! 

感謝。感謝。(^人^)








ゴーヤーマラカス

今朝の鹿児島市内は少し冷え込みました。昨日あたりからキンモクセイの香りがほのかに漂い始めています。秋ですね〜 =*^-^*=

 

さて先週の土曜日は、沖縄県の那覇市で行われた九州各県歯科医師会の全体会に出席のため、土日を利用して約24年ぶりに沖縄を訪れました。鹿児島空港から沖縄までの飛行時間は約1時間15分。

那覇空港に降り立ったのがちょうどお昼前頃でしたが、いや〜暑かったですね〜、隣県でありながらこんなにも違うものかな〜?と、改めてその距離感を感じた次第でした。

 

 

写真は、全体会終了後の懇親会の席で出された沖縄料理です。ミミガー、ジーマーミ、テビチ、中身汁 …と、隣の席の沖縄の先生に料理名と使われている食材を教わりながらの会食でしたが、豚肉は頭のテッペンから足の先まで残すところ無く、そして周りを海で囲まれているのでワカメや昆布などの海藻類がふんだんに使われている割には、何故か?魚料理があまり見られないのが不思議でしたが、質素でありながら栄養価の高そうな料理は、さすが暑い沖縄ならではと感じました。

 

 

余興の琉球舞踊を楽しみながらの懇親会の後は、こちらも久しぶり、那覇市内の公立病院に勤める大学時代のラグビー部の後輩と落ち合い、お互いの近況と昔話に花が咲いた那覇の夜となりました。

 

 

 

さて次の日は、公務から解放され全くのフリー。後輩に案内されて時間の許す限りの沖縄観光となりました。

 

その中の一つ、写真は初めて訪れた「ひめゆりの塔(写真右下側)」と、慰霊碑です。慰霊碑の前には、ひめゆり学徒隊を含む多くの方が亡くなった沖縄陸軍病院第三外科壕(洞窟)が実在します。隣接する併設の「平和祈年資料館」には、国内で唯一住民を巻き込み地上戦となった沖縄戦の中で、彼女たちが辿ったそれぞれの道が克明に記録として残されています。

 

同じ年頃の子をもつ親としてなのかもしれませんが、志半ばにして命を絶たれた彼女たちの無念さを思うと胸が締め付けられ、その前でしばらく動けなかったことを憶えています。今度は観光ではなく慰霊のために、また是非訪れたいと思いました。

 

 

 

「ひめゆりの塔」を後にして、時間が許せば「辺野古」まで足を伸ばしてみようかなと思いましたが、時間的に無理そうだったので、ならばということで「普天間基地」へ向かうことになりました。

 

途中荷物を預けるために那覇空港に寄り、そこから北に向けて車を走らすと、国道58号線沿いの左手に白塗りのフェンスが延々と続く米軍基地が見えてきます。

 

 

 

その途中で国道を右折して数百メートル進んだ住宅街の中でした。「その林の向こうが普天間基地ですよ」と後輩が言うので、ちょっとびっくりして車を停めて周りを見てみると、やや小高い丘の上に基地があるらしく実際にその中の様子を確かめることはできませんでしたが、その周りを囲むように人家がひしめいていることだけは確認できました。世界一危険な基地と呼ばれる所以がよ〜くわかりました。

 

写真はその普天間基地の案内看板です。基地の入口近くで写真を一枚と思いましたが、近くを米軍兵がうろちょろしているし、もしも… の時を考えて今回は看板の写真で我慢ということになりました。

 

 

 

さて時間も少なくなり、最後は国際通りでお土産買いということで、今回の来沖の記念の一品として買ったのが写真の「ゴーヤーマラカス」。ゴーヤーの形をしたプラスチック製のマラカス(シェーカー)です。

 国際通りの「高良レコード」にしかないオリジナル商品ということで思わず手が出てしまいました。価格は税込み453円。

 

今回、ゴーヤーを食べる機会に恵まれなかったので、これで沖縄旅行の締めとなりました。=^-^=

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

十五夜ライブ

10月に入りました。


先月の27日の日曜日は十五夜だったですね。その日の鹿児島市内はあいにくの天候で、今年のお月見は無理かな?と思っていたところ、夜分遅くになってやっと雲間から顔を出してきたようで、でもその頃自分は爆睡中… 精も根も尽き果てた一日の終わりでした。(_ _).。

 

さてその日は、先週ご紹介しました鹿屋での「焚き火ライブ」に参加。もしかしてお天気の神様が微笑めば、ステージを照らす満月の月明かりの中、ムード満点の「十五夜ライブ」となるはずでしたが、残念ながら当日の鹿屋市内は朝から小雨のぱらつくあいにくの天気…    なので、いつものように会場を屋内のライブスタジオ「鏡堂」に変更しての開催となりました。

 

 

“う〜ん またしても屋内… ” 実はこの「焚き火ライブ」、自分たちの参加の時だけ、今回を含めて4回連続で雨に祟られています。にもかかわらず、毎回々たくさんの方に足を運んでいただき本当に感謝しております。 今回もライブ開始早々から満員御礼! その熱気の中、あろうことか自分は大失態をやってしまいました。

 

 

演奏3曲目のしょっぱなでした。あれだけチェックしたはずのシンバルスタンドのネジが緩み、演奏中にシンバルが突然ひっくり返るハプニング!演奏を中断してネジを締め直し再スタートしましたが、ハプニングはこれで終らず。

 

すっかりリズムを乱した自分は、曲の最後の締めのドラムの手数を完璧に間違う始末… (//・_・//)

 

 

会場とバンドのメンバーの笑いで何とかその場はごまかせたものの、あ〜 穴があったら入りたいとはまさしくこのこと。お客様あっての“うけるライブ”がうちのバンドのモットーなのですが、これはやり過ぎでした。(*_ _)

 

 

雲に隠れたお月様にも大うけの? 十五夜ライブとなりました。。