2015年11月


ラグビートップリーグ in 鹿児島

先週土曜日の鹿児島市内は曇り時々晴れの天気で、雲間から時折差し込む日射しがまだまだ強く感じられた午後2時、ラグビートップリーグの今期のリーグ戦の第2節、東芝 vs NTTコムの一戦が鹿児島県立鴨池陸上競技場にてキックオフとなりました。



 柔軟な動きをするリーチ
 柔軟な動きをするリーチ

東芝・ブレイブルーパスは、2003年のトップリーグ発足以来5度のリーグ制覇を成し遂げ、ここ数年は優勝を逃しているものの毎年のように上位に食い込む常勝チームで、今年のラグビーワールドカップ南アフリカ大会で日本代表のキャプテンを務めたリーチ・マイケルや、日本代表最多キャップ数96を誇る大野均を擁する…と言えば、何となく耳にした方も多いことかと思います。

      突破力抜群のマフィ
      突破力抜群のマフィ

対するNTTコミュニケーションズ・シャイニングアークスは、5年前の2010年に念願のトップリーグ入りを果たし、その後も着実に対戦成績を上げてきているチームで、日本代表のNo.8を務め、あのワールドカップ・南アフリカ戦で最後のトライに繋がる絶妙のラストパスを出すなど大活躍をしたアナキ・レレィ・マフィが所属するということでも一躍有名になったチームでもあります。


 天然芝のグランドコンディションが最高でした
 天然芝のグランドコンディションが最高でした

さて当日の試合の方はどうだったかというと、実力に勝る東芝が… とはいかず、前半を10−10で折り返した後半、二人のシンビン(10分間の一時的退出)を出し、人数の少なくなった東芝の不利な状況を見事に突いたレレィ・マフィの2トライなどもあり、13−37でNTTコムの圧勝となりました。


久しぶりにチグハグな東芝を見た感じもしましたが、これを機にきっと立て直してくることでしょう。o(^-^)o

 

 

 

 

 

 

 

さてさて、実に自身7年ぶりの鹿児島でのトップリーグの観戦となったわけですが、会場に入る際、メインスタンドが満席のためバックスタンドに案内されたのには驚かされました。最後に訪れた7年前は、メインスタンドも空席が目立ち、バックスタンドでは子供が走り回っていたことを思い出します。

 

そして、以前には見られなかったものがまだまだあります。それぞれの応援スタンドでチームの大旗を振る大応援団、本職のテノール歌手による試合開始前の国歌斉唱、試合会場に流れる試合の状況や選手が犯した反則などをリアルタイムで解説するアナウンス、そして極めつけは、試合終了後に用意された「グリーティングタイム」と呼ばれる激闘を終えたばかりのトップリーガーとの握手会や写真撮影などなど…  上の写真はそのために並んだ長蛇の列の一部です。w(゚o゚)w

 

確かに、ワールドカップでの日本代表の活躍の影響も多分にあると思うけれど、7年前とは全く違う有り様に、ただただ驚くばかりの一日でした。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「鷹の選択」

昨日も、そして今日も鹿児島市内は冷たい晩秋の雨となりました。出掛けのいつもの朝7時前でもまだ薄暗く、“ 何だか陽が昇るのが遅くなったな〜 ”と改めて感じています。

 

そんな今年の秋も終盤を迎えようとしている先週末、静岡の太平洋クラブ御殿場コースで行われたプロゴルフ国内男子ツアーの「三井住友VISA太平洋マスターズ」の4日目の最終ラウンドが濃霧のため中止となり、3日目を終えて首位に立っていた片山晋呉の通算29回目の優勝が決まりました。

 

片山選手(現在42歳)は1995年にプロデビュー。初優勝の1998年から2008年の11年間に破竹の勢いで26勝をあげ早々と永久シードを獲得。

 

 

しかしながらその翌年の2009年のマスターズでの4位入賞を境に、モチベーションを維持できなくなったのか極度の不振に陥りその後の4年間は勝ち星なし。一昨年あたりから上位に食い込むなど「復活」の兆しをみせていたものの、最終日に崩れる今ひとつの感がある中で、今回の優勝を、長生きをするために衰えた肉体を自ら壊す「鷹の選択」の逸話になぞらえて、「復活」ではなく「新生」であると言い切るところは、さすがに頂点を極めた人でないとなかなか言い出せない片山選手ならではと思いました。

 

 


 

当然ことながら折れたくちばしが再生するはずもなく、この逸話全くのフィクションなのですが、微妙に心をくすぐられるところもあります。

 

そう言えば、まだ自分が小学生の頃、「仮面ライダー」や「キカイダー」、「怪傑ライオン丸」などなど、テレビで変身ものが大流行りだったことを思い出します。日本経済も右肩上がり、方向性もぶれる事無く社会もそのように常に変化を求められていたあの頃は、大人も子供も変われる事に何の疑いも持たなかった時代でもありました。

 

さて今の時代、何に変身しましょうか? なかなか的を絞りにくい考えさせられる世の中となりました。


その時が来るまでに、知力、体力を温存しておきたいと思う今日この頃です。。

 

 

 

 

 

 

 

秋の空

味覚の秋ですね。気のせいかもしれませんが、今が旬の鹿児島県産の柿やみかんが今年は特に美味しく感じられます。色や形の “見てくれ”  もなかなかのもので、これも今年の9月16日の噴火を最後に、2ヶ月近くも大人しくしている桜島のせいかな…? と勝手に思っています。(*^-^)

 

 

写真は先週末の日曜日、前日の未明から降り続いた雨も明け方過ぎに上がり、爽やかな風が吹き抜けた日曜の朝のひとコマ。

 

鹿児島市内の与次郎ヶ浜から見えた山肌の美しい桜島と、この秋一番の澄み切った青空です。

 

このところの晴天続きで秋の空も見飽きたかな…?と思っていたのですが、明け方までの雨のせいなのか、この日の朝の空気の透明度は素晴らしく、桜島の山肌がこれほどまで鮮明に見えたことに感動して外出先で思わずカメラに収めた一枚でした。

 

しかしながら、変わりやすい秋の空はこの3時間後には一変して空一面に雲が広がり、夕方あたりからは雨がポツポツと… 昔は男心、今では「女心と秋の空」に象徴されるような季節感に溢れた一日となりました。

 

 

 

さて右の写真は、ちょっとした用事や通勤に最近自分が使っている電動アシスト自転車です。子どもが昔使っていてお蔵入りになっていたものをオーバーホールして使えるようにしたものです。

 

最後に自転車に乗ったのが約20年前、まだ幼かった長男を前のカゴに乗せて走っていた以来だったので、最初はフラフラして何となくおぼつかなかったのですが、最近ではすっかり慣れてきて、朝方の通勤時の坂道で高校生に追い抜かれようものなら、昔取った杵柄ではないけれど、小学生の頃の自転車小僧の本性丸出しで、ムキになって高校生の後を追っかけている少々大人げない自分でもあります。(・・。)ゞ

 

 

大人しい桜島のおかげで、自転車乗りには今が最高の季節です。もうしばらく秋の空を堪能したいと思います。。

 

 

 

 

 


握手

11月に入りました。

 

以前このブログでもご報告しましたが、前田歯科で14年間一緒に働いてくれた歯科衛生士の二之宮さん(旧姓:堀之内)が、出産準備のため先月の10月31日をもって退職致しました。

 

 

写真はその日の夜の送別会。妊婦さんに“生もの”はちょっと… ということで、一度は病院のスタッフと行ってみたかった鹿児島市の天文館にある人気のお店「焼鳥 せんみょう」での記念の一枚です。

 

 

 

 

 奇しくもその日は「第30回国民文化祭 かごしま2015」の開催初日ということで、鹿児島市内はその開会式のために来鹿された皇太子さまご夫妻の歓迎ムードで溢れており、また夕方あたりからは、日本の年中行事として定着しつつあるハロウィンで仮装した若者や子どもたちで天文館はすっかりお祭りモード。しかも夜半過ぎにはラグビーワールドカップの決勝(ニュージーランド vs オーストラリア)が始まるということで、それぞれの場所で、それぞれに盛り上がりを見せていたハロウィンの夜だったようです。

 

 

 

 


実は、病院のトイレ掃除を始めた頃あたりから、日課として続けていることがあります。それは病院のスタッフとの握手です。朝の掃除が始まる前に、“おはようございます、今日も宜しくお願いします。”の意味合いを込めてします。


始めた当初は何か気恥ずかしくてしょうがなかったのですが、そこから感じ取れることは人それぞれで、そのうちにいろんなことに気付かされるようになり、今では仕事に入る前の心のリセットのために、はずせない日課となっています。

 

さて、14年間勤め上げたくれた彼女との握手はどうだったかというと… 一日の始まりにふさわしく、気合いを入れるように、ガッチリとにぎり返してくるその感触は多分に女性を意識させないものでしたが、それが全てを表しているかのようなブレない実直な仕事ぶりは、出産を2ヶ月後に控えた最後の勤務日まで変わらないものでした。

 

 

そんな彼女の幸せを祈って、感謝の意味もこめて心からエールを送りたいと思います。おそらく今度会う時は、ふくよかな母親の手となっていることでしょう。☆⌒(*^-゚)v Thanks!!