2015年7月


「あなたはどなた?」

  台風にも関わらず、会場は満員御礼
  台風にも関わらず、会場は満員御礼

先週の日曜日の鹿児島市内、心配された台風12号の影響はそれほどでもなく、何とか無事に「平成27年度・認知症食支援フォーラム」を開催することができました。

これもひとえに、足元の悪い中にも関わらず会場に足を運んで下さいました皆様の熱意の賜物と思っております。感謝いたします。

 

さて、日本国内で推定460万人、その予備群まで合わせると約900万人(高血圧症は約800万人)とされる認知症は、この数値からも、“もはや他人事ではない…”ことを伺い知ることができます。

 

講演の中では、この認知症についての“正しい理解”ということで、お二人の先生に様々な角度からお話しを伺うことができました。

 

 

その中で、認知症の一症状である『見当識障害』は耳に残る言葉でした。

 

 

見当識(けんとうしき)とは、現在の年月や時刻、自分がどこに居るかなどの基本的な状況を正しく認識する機能のことで、それが障害されると、今一緒にいる人までわからなくなったり、通り慣れた道でも迷子になったりします。

 

気をつけなければならないのはその対応で、認知症の一般的な症状である記憶障害とは少し意味合いが異なるので、視点を変える必要があるとのことでした。

 

 

例えば、自分の親族に「あなたはどなた?」と尋ねられた場合、通常は “自分の顔を忘れてしまったのかな?” と考えがちですが、実はそうではなく、“あなた” がまだこの世に存在しない遠い昔の過去の記憶の中で、当の本人がさまよっているかもしれないということ。つまり、その過去に未来から訪れた “あなた” に対して、「あなたはどなた?」は至極当然な質問であるということなのです。

 

なので、このケースの場合、「どうして分からないの? 私よ!私! 自分の娘も分からないの? まったく…」というような、本人にストレスを与えるような誤った答え方をしてしまうと、「馬鹿にされている」「軽く扱われている」と、本人が負の感情を抱く事にもなりかねず、結果的にそれが暴言や徘徊などの次の認知症の症状に繋がっていくこともあり得るとのことでした。

 

 

認知症患者のケアについて、非常に難しい問題を抱えていることがわかり、あらためて考えさせられる一日でした。

 

 

また機会があれば、このような企画に参加していきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 


『認知症食支援フォーラム』

連休が明けて今週頭から急性の副鼻腔炎で悩まされています。

昨日がピークで、目の奥から喉にかけてまでの痛みと、視力の低下、軽い意識障害があり、時間を見つけては控え室で横になる有様でした。

 

これまでも幾度か副鼻腔炎になりましたが、今回のような重症化ケースは初めてで、完全復調にはまだまだ時間がかかりそうですが、ピークを過ぎた今日の状態はどうかというと、健康であることの有り難みを感じられるほどには回復してきている感じです。

 

副鼻腔炎とは、鼻(鼻腔:びくう)の周りにある副鼻腔という粘膜に覆われた空洞の部分に炎症がおきる病気のことですが、直接の原因は細菌やウィルスによる感染で、風邪などの後に引き続いて発症することが多く、他の病気や過労で体力(免疫力)が低下した時などにも発症すると言われています。

 

さて、今回の自分の場合の原因は?と考えてみたならば、いつも初期の段階で抗生物質を服用し何とか症状を抑えてきたものの今回はその効きも悪く、おそらく薬の耐性菌による感染か、それとも、最近家で家族に注意されていた体の冷やし過ぎによる免疫系の変化によるものではないか?と思うところです。

 

どちらにしてもこれで自分は新たな免疫系を獲得したわけで、同じ菌にまた侵されたとしても、今度は何とか重症化を避けられそうな感じです。ということで、感染に対して過敏に反応する世の中の傾向もあるようですが、たまには菌に感染するのも良いのかな…? と思う今日この頃です。。



 

お知らせです。

 

今週の日曜日、7月26日の午前9時30分より、鹿児島県歯科医師会館で『認知症食支援フォーラム』が開催されます。

 

「食べることだけが生き甲斐です」よくご高齢の患者さんから耳にする言葉です。その生き甲斐をともすれば失ってしまう「認知症」の問題を、「食」という観点からお二人の先生と考えていきます。日テレ系の『世界一受けたい授業』でお馴染みの柿木先生も来鹿されます。

 

 

参加無料となっております。

 

 

お待ちしております。=*^-^*=

 

 

さらばガラケー

遅ればせながら、つい先日スマホデビュー致しました。

 

あれだけ、家族にも病院のスタッフにも、意地でもガラケーを使い続ける!と公言しておきながらの先週の日曜の夕方近くでした。

ドコモショップに立ち寄り、何の迷いも躊躇もなく、店員さんの勧められるまま言われるままにあっさりと契約をしてしまいました。

 

きっかけは、娘がスマホに機種変更するというので、家族の中で唯一のガラケー仲間の牙城が崩れたこと、それと、もうそろそろいいんじゃないの?の憐れみとも取れる妻の一言… それに、最近遠方のゴルフ場などでガラケーの通信状態が圏外になることが多くなり、緊急時の連絡に一抹の不安を感じてのことなどでした。

 

 

選んだ機種は自分が使っているMacintoshとの繋がりでApple社製のiPhone 6 プラス。通常のスマホに比べるとやや大きめですが、日増しに老眼が進行する自分にとって、僅かでも画面の大きいほうが… ということでの選択となりました。

 

 

使い始めてまだ4日目ですが、画面の切り替えやタッチはほとんどiPadと同じなので、操作に関してはそれほど違和感もなく、アプリケーションソフトも小さい画面対応でそれなりに余計なところが省かれ使い勝手もいいように思いました。

 

 

てなこと書くと、何を今更… と思われるかもしれませんが、何分にも立ち上がりが遅く、生まれつき晩成型の性格なのでどうかご容赦を… ヾ(^-^;)

 

 

さて、これからスマホを鬼のように使いこなして、周りに追いつき追い抜いていきたいと思います。

 

 

皆様、宜しくです。(^o^)/

 

 

 

 

 

 

 

いつもと同じ…

昨日の鹿児島市内の天候は久々の曇り時々晴れ。窓の外、薄い雲から漏れる日差しがいっそう眩しく感じられる一日でした。今週末の台風の行方が気になるところですが、来週あたりそろそろ梅雨明けの予感… かな?

 

 

さて写真は、前田歯科の新しくなったユニフォーム姿です。それに合わせて、スタッフ紹介ページも更新しました。

 

 

 

デザインや色の見立ては全てスタッフ。自分が最初見た時もそうでしたが、「ん? どこが変わったの?… 」と思われるかもしれません。でも、微妙なところが変わっています。なので、なかなか患者さんも気付いてくれないようです。

 

でも、それでいいと思いました。“いつもと同じ… ”は、患者さんが医院に抱く安心感に繋がるとされています。そういうこともあって、院内の備品や調度品、etc.… こまめな清掃を心掛け、院内がいつも同じ雰囲気を保てるようスタッフ全員で努力しています。

 

 

さて、その“いつもと同じ”のスタッフの一人が、出産を控え今年の秋で退職致します。10年以上も一緒に働いてくれた、うちの一番の古株です。現在、身重の体にもかかわらず、普段通り仕事をこなしてくれています。

 

 

8月に入りましたら、彼女の後を引き継いでくれる新たなスタッフを募集致します。引き続き皆様に安心の医療が届けられますよう、これからもスタッフ全員で考えていきたいと思います。どうか宜しくお願い致します。。

 

 

 

 

 

 

 

「ジャンク フジヤマ」

 

7月に入りました。

 

左は、先々週の父の日に、息子にもらった「ジャンク フジヤマ」のベストアルバム『風街ドライヴ』のジャケットです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、わけも分からないまま

“まあ、とにかく聴いてみて”と言われて聴いた中の一曲がこれ。

 


山下達郎のファンである父親に合わせての贈り物だと思いますが、聴いてみて思わず笑っちゃいました。(≧∇≦)


 

 

 

「ジャンク フジヤマ」(JUNK FUJIYAMA 本名:藤木直史)は、1983年4月生まれの32歳。日本のシンガーソングライターで、2009年にはドラマーの村上“ポンタ”秀一とユニットを組んだこともある知る人ぞ知る実力派です。

 

 

名前の「ジャンク」の由来は、てっきりジャパニーズファンク(Japanese Funk)からと思っていたところ、実はあまりにも達郎っぽいと言われるので、“二番煎じ”と言われる前に自分で先に言ってしまおうという自虐的な意味合いを込めての「ジャンク」らしく、そうは言いながらも、“日本のトップを目指すぞ!”という意気込みを「フジヤマ」に込めたという、何とも実に頼もしいミュージシャンでもあるようです。

 

時折聴こえるファルセット(裏声)の部分は、それこそ鳥肌が立つほど達郎そっくりで感心するのですが、その彼の風貌をネットで確認したところ、現在のヘアースタイルが1980年代の達郎のカーリーヘアにそっくりなのには、呆れてまたまた笑っちゃいました。o(^o^)o 

 

 

おそらく、多分、きっと、絶対に、来週の今頃は鹿児島地方待ちに待った梅雨明けを迎えるはずなので… 

 

 

そんな夏の青空にピッタリの『風街ドライヴ』

 

 

達郎ファンならずとも… お勧めの一枚です。。